母の死
そういえばと。不意に思い出した206年9日の出来事。
しかし、タイムスリップした今ならもしかしたら歴史が変わっているのじゃないかと期待もある。
そんな気持ちのまま迎えた8日、収穫祭。
仲よしの結婚式に出席して。
釣り大会の表彰式に出て。
毎年変わりのない収穫祭を過ごしたシオン。
迎えた翌日9日。
シオンの誕生日。
と、同時に母ロクサーヌと父アレクシスの誕生日。
そしてロクサーヌは。
やはり今日が危篤となった。
以前、Switch版で家族の出産と危篤日が重なった場合は危篤日がずれた事もあったから、何も無ければ危篤日は変わらないらしい。
タイムスリップしたくらいでは変化はない。
静かに息を引き取るロクサーヌ。
家族や親しい人が亡くなるこの瞬間だけは好きになれない。
落ち込むシオンを気遣うアリサ。
優しいね。ありがとう。
翌日。
アリサの誕生日。
朝食が終わった後はロクサーヌの葬儀。
悲しみに包まれながら葬儀が執り行われる。
そういえば歴代のワーネバでは葬儀の時に名前や誕生日や簡単な故人の歩みなどがあったと思うが、エルネアではそれがないので寂しい。
故人はこんな人でしたと葬儀の時に説明が入れば更にリアルに悲しめるのではないだろうか。
遺影もあった気がする。
とにかくロクサーヌはプレイヤーだった事もあって思い入れの深いキャラだ。
ロクサーヌお疲れ様。
そして数年間、人生を貸してくれてありがとう。