209年新年
あれから月日は流れて(タイムスキップしただけともいう)
209年がやってきた。
あれから妹マルガリータと義妹ジンジャーが結婚した。
悲しいことは義母イボンヌと父アレクシスがガノスへと旅立った。
嬉しい出来事は第3子で長男となるアリオスが誕生した。
それくらいだろうか。
新年の祝賀会。
シオンは相変わらず騎士隊長だ。
成人式に。
入学式。
次女のアニエスが今年は入学した。
新年は行事が目白押しだ。
そして209年は白夜の年。
オッズはシオンが本命といった所か。
試合の日程はこんな感じ。
今年はシオンにとって大切な年。
エルネア杯を優勝したらアリエルに引き継ぐ予定だ。
シオンとして過ごす最後の年。
どんな年になるのか楽しみだ。
休日は家族サービスを
シオンは毎日忙しい。
騎士隊長として他の隊士の見本にならなければならない。
だから平日は1日中ダンジョンにこもっている。
しかし、休日になると。。。
アリエルとお出かけしたり。
妻ロウェーナーとデートしたり。
家族との交流を大切にしている。
だが、平日になれば。
近衛騎士として隊長として試合をしなければならない。
だからこそ休日に過ごす家族との時間はかけがえのないもの。
娘二人とその友達とピクニックに出かけたり。
普段、子供達に構ってあげられない分だけシオンは家族との時間を大切にしている。
そういえば妻のロウェーナーがまた妊娠したらしい。
年末に産まれるみたいだ。
男の子か女の子か。
どちらにしても家族が増える分、父親として頑張らなくては。
207年の始まり
新しい年がやってきた。
朝食は新年の行事の話題で持ちきり。
新年の祝賀会に。
成人式。
入学式。
今年は長女のアリエルが入学する。
この国にイジメはないから安心だが友達が出来るかどうか心配だ。
まあ、アリエルの性格は照れ屋からみんなのアイドルに変わり積極性は高いからすぐに友達が出来そうな気もするが。
そして翌日。
近衛騎士着任式。
相変わらず銃持ちは多い。
しかし、ステータスが平均180という低さ。
武器の相性だけでカンストしているシオンに彼等が勝てるはずもない。
だから、今年のトーナメントもシオンの優勝で間違いはないだろう。
何はともあれ新しい年。
どんな1年になるのか楽しみだ。
206年年末
冬になると今年も終わりに近づいてくる。
最近、アレクシスは毎朝シオンに差し入れをくれる。
これも親心ってやつか。
そういえばロクサーヌも毎朝何かを差し入れてくれていたっけ。
タイムスリップした事により消えてしまったイムエモンの服。
ようやく用意する事が出来たので早速着せてみた。
うん。やはり可愛らしい。
休日は必ずロウェーナーやアリエルとお出かけもしてる。
家族サービスは忘れてない。
そして。
ようやくマルガリータに恋人ができた。
恋人はこの人。
タイムスリップ前はシオンが介入して恋人同士になったけれど、今回は何もしてない。それでも恋人になったのだからそういう運命だったのだろう。
近衛騎士の納剣式も無事に終えた。
来年も評議会議長に選ばれたりもした。
今年はタイムスリップした事もあって2度目の206年を過ごした。
だけど1年を振り返ると。やはり今年も。
いい年だった。
近衛騎士トーナメント
シオンの次の試合は15日だった。
相手はベテランの近衛騎士。
しかし探索三昧のシオンに敵うはずもなく、シオンの圧勝だった。
そして準決勝。
相手は初期国民のエヴァドニだ。
彼女は銃持ちの近衛騎士。
銃には銃を。
シオンが剣ならともかく同じ魔銃となればエヴァドニは相手にはならない。
やはりシオンの圧勝で試合は終えた。
いよいよ決勝戦。
相手はアレクシス。
シオンはこの試合で負けるつもりだった。
だがアレクシスがいなくなったら銃持ちが騎士隊長になる可能性が高くなる。
ただの近衛騎士なら許せるものの銃持ちが騎士隊長になり剣の達人の称号を手に入れるのはどうしても許せない。
それにわざと負けるなどアレクシスに失礼というもの。
なので。
シオンは本気で戦い勝利を勝ち取った。
これで来年もシオンは騎士隊長になり魔銃士に応募する事は出来なくなったが仕方がない。
銃持ちの騎士は剣を手に入れれば持ち替えるが初期国民だけは別だ。
前に一緒にゲーナの森を探索をしていてビーストセイバーを拾ったはずなのにエヴァドニは剣に持ち替える事はなかった。
だからエヴァドニに騎士隊長をやらせたくないのである。
何はともあれ。
今年も優勝したシオン。
来年も忙しい1年になりそうだ。
母の死
そういえばと。不意に思い出した206年9日の出来事。
しかし、タイムスリップした今ならもしかしたら歴史が変わっているのじゃないかと期待もある。
そんな気持ちのまま迎えた8日、収穫祭。
仲よしの結婚式に出席して。
釣り大会の表彰式に出て。
毎年変わりのない収穫祭を過ごしたシオン。
迎えた翌日9日。
シオンの誕生日。
と、同時に母ロクサーヌと父アレクシスの誕生日。
そしてロクサーヌは。
やはり今日が危篤となった。
以前、Switch版で家族の出産と危篤日が重なった場合は危篤日がずれた事もあったから、何も無ければ危篤日は変わらないらしい。
タイムスリップしたくらいでは変化はない。
静かに息を引き取るロクサーヌ。
家族や親しい人が亡くなるこの瞬間だけは好きになれない。
落ち込むシオンを気遣うアリサ。
優しいね。ありがとう。
翌日。
アリサの誕生日。
朝食が終わった後はロクサーヌの葬儀。
悲しみに包まれながら葬儀が執り行われる。
そういえば歴代のワーネバでは葬儀の時に名前や誕生日や簡単な故人の歩みなどがあったと思うが、エルネアではそれがないので寂しい。
故人はこんな人でしたと葬儀の時に説明が入れば更にリアルに悲しめるのではないだろうか。
遺影もあった気がする。
とにかくロクサーヌはプレイヤーだった事もあって思い入れの深いキャラだ。
ロクサーヌお疲れ様。
そして数年間、人生を貸してくれてありがとう。